予防診療
- トップページ
- 予防診療
予防診療について
予防診療について
虫歯がひどくなって歯が痛くなってから、仕方なく歯医者さんに行かれてませんか?
当たり前のことですが、歯は抜いたり削ったりしたら、もう元には戻りません。
被せ物や詰め物をして補うことはできても、痛みがあるから通院するのでは症状も進み、その場で完治してもそれは一過性の治療にすぎません。
予防先進国の欧米では、歯医者とは治療するところではなく「歯をクリーニングする場所」という認識がありますが、残念ながら日本ではまだまだ浸透してはいない現状です。
当院では、本来の歯科のあるべき姿として予防診療に力を入れております。
毎日の正しい歯磨きと定期健診により、患者様の虫歯や歯周病を未然に防ぐことを最も重要なものとして考えております。
バクテリアセラピー 乳酸菌(L ロイテリ菌)による口腔内予防
私たちの体には500兆個以上の細菌がいると言われています。
それらの中にはからだに良い働きをする菌(善玉菌)や病気を引き起こそうとする菌(悪玉菌)がいます。
これらのバランスを整えることをバクテリアセラピー(細菌療法)といい、善玉菌の代表として乳酸菌が広く知られています。
乳酸菌は200種類以上存在していますが、スウェーデンでの研究によりその中に虫歯菌や歯周病菌を減らす細菌がいることが分かりました。
その乳酸菌はラクトバチルス ロイテリ菌(L
ロイテリ菌)と言います。
L ロイテリ菌の特徴
- う蝕病原菌を減少させる
- 歯周病原因菌を減少させる
- プラークを減少させる
- 口腔内の定着率が高い=効果の持続
- ヒト由来のため高い安全性
全身的効果
- ピロリ菌を減少させる
- 乳児疝痛の除去
- 乳児アトピー性皮膚炎の軽減
- 抗生物質副作用の軽減
- 細菌感染症の抑制
- 誤嚥性肺炎の低減
といった効果により、小児科・産婦人科・胃腸科などの一般医療でも注目されています。
Bio Gaia社のL
ロイテリ菌(プロバイオティクス※)を使用することによってより科学的、生物学的に口腔内の衛生環境を整えていくことが可能になるでしょう。
※プロバイオティクス(Probiotics)とはからだに良い影響を与える微生物。または、それらを含む製品、食品をさします。
L ロイテリ菌はこんな方におすすめしています
- 虫歯が再発しやすい方
- 歯肉炎・歯周病の方
- 定期的に歯科検診を受けられている方
- インプラントを受けられた方
- 小児
- ご年配
L ロイテリ菌を含有したサプリメントは、当院までお問い合わせください。
※Lロイテリ菌はノーベル医学・生理学賞診査本部として有名な「カロリンスカ医科大学」で唯一認められたメディカルサプリメントであり、現在世界52カ国の医療現場で採用されています。
PMTCとは
PMTCは専門的な歯のクリーニング方法です。
『専門家が行う機械的な歯の清掃』です。どんなに気をつけて念入りに毎日歯を磨いていてもブラシの届きにくいところや汚れがたまりやすいところが出てきます。
そういったところを中心に歯科衛生士によるクリーニングを行います。
PMTCには、虫歯予防や歯周病の予防や改善、歯質の強化とともに、歯の着色を除去し、光沢のあるキレイな歯を保つ効果があります。
PMTCはこんな方におすすめしています
- タバコを吸われている方
- 歯周病の方
- 虫歯の多い方(詰め物が入っている方)
- 歯の色、着色が気になる方
- 歯磨きが困難で矯正などをしている方
- インプラント治療をしている方
バイオフィルム
ミュータンス菌などの細菌集合体を作り、歯の表面に形成された膜をバイオフィルムといいます。
これは普段の歯磨きではなかなか取り除けません
フッ素による予防
フッ素にはエナメル質の、歯を溶かす酸への抵抗力を強める働きがあり、歯の表面に塗ったり洗口することにより虫歯を予防する効果があります。
毎日の歯磨きでは、清掃が不十分なところを患者様に代わって、歯科衛生士が特殊な清掃器具と、フッ素入りペーストを用いて歯をキレイにクリーニングし、歯の健康を保ちます。
歯ブラシで取れない歯の表面に付着したプラーク「バイオフィルム」(悪玉菌の住み家)をも取り除くことができるので、虫歯や歯周病、口臭の予防に大きな効果があります。
小児からの予防診療
乳歯は、一定期間使うと永久歯に生え変わります。
短い期間に子どもの成長において多くの大切な役割を果たしています。
乳歯の役割は大きく3つあります。
まず1つ目は「噛むこと」です。よく噛むことは、子どもの成長・発達に必要な栄養が効率よく吸収され、脳の発達にも役立つと言われています。
2つ目は、「発音」です。たくさんの言葉を学習する幼児期は、歯が健康であることで正しくキレイな発音が可能になります。
3つ目に、「永久歯の誘導」です。乳歯から永久歯に生え変わる時期には、乳歯の根は吸収されて次に生えてくる永久歯を誘導します。そのため、乳歯が早期に虫歯で脱落していると不正咬合の原因になる場合があります。
このように大切な役割がある乳歯を、虫歯のまま放置しておくことは、将来の成長に大きく影響を与えてしまう可能性を秘めています。
虫歯予防に努め、虫歯になってしまったら早めにご相談ください。
小児歯科の詳細はこちらをご覧ください。
虫歯・歯周病で現在の歯を失いたくない方へ
「また痛い思いをするのでは?」
誰もが身に覚えのあることですね。
このような恐怖心から歯医者さんから遠ざかり、歯の状態を悪くし、かえって治療期間が長くなり、最悪の場合、大切な歯を抜くことになる方が多くみえました。そして好きな物も食べられなくなりお困りなのが現状でした。
実際、老後は美味しいものを食べるのが楽しみだったのに歯がなくて悲しいという声を何度も聞いてきました。
本来、成人の歯は、抜けない限り、親知らずがない状態で28本あります。歯は30代位から抜けはじめ、50代になると加速度的に抜ける本数が多くなって、80代には平均でたった7本しか残らないというデータがあります。
では、どうしたらよいのでしょうか??
遠矢歯科がたどり着いた答えは、継続的に(3ヶ月に一度)歯のクリーニングにお越しいただき、歯が悪くなるのを防ぐ予防を目指す!!ということでした。
実際に図より早い時期から定期的に検診していると将来自分の歯を2倍以上残せることが統計上からも明らかになっています。
また90%以上の方が歯のクリーニングを受けている北欧の国では、実際に80歳で25本近くの歯が平均で残っています。
日本でも同様の現象が起きており、歯科医師会と厚生労働省が提唱する8020運動の表彰者の多くは定期的に検診(PMTC)を受けている方々です。
歯を失ってからでは手遅れです。痛くなってから歯医者さんへ行くのではなく痛くなる前に、ご自分の歯を守るために遠矢歯科にお越しください。
「もっと若い時から歯を大事にしていれば・・・」
あなたには同じ後悔をしてもらいたくないのです。